Archive | 2012年04月
昨日は、「若者ホンネトーク集会」に参加しました。約40人の青年が集まり、雇用、生きがい、夢を自由闊達に語り合いました。
島根大学の関先生は、「若者の雇用・貧困を考える」と題し、熱弁。印象的だったのは、「自己責任」とは何か、という問題提起でした。貧困は「自己責任」という捉え方は、「いじめの論理」と同じであると強調されました。
大金持ちの楽天の三木谷社長に対して、「あなたは努力が足りない」という人はいないと例示。「あなたは努力が足りない」という対象は、常に自分より「経済的に弱い人」ではないでしょうか、と問いかけました。
よく考えれば、そうなんですよね。自己責任論を振りまいている人は、強者なんです。社会的・経済的に弱い立場の人が、他人に対して「あなたは努力が足りない」との自己責任論を振りまくはずがありません。
関先生は、生きづらさや働きづらさは、個人の責任ではなく、社会問題として捉え、生きやすい・働きやすい社会をつくるために主権者として行動を起こそうと呼びかけました。
光谷弁護士は、この間、離婚や労働相談、債務整理に関する相談件数が増加していることを報告しました。
労働相談では、解雇やセクハラに関する相談が大多数であるとし、裁判の中では、ほとんど勝訴している現状を話しました。そして、参加者に対し、不当なことに対して、泣き寝入りはせず、反撃しようとアドバイスしました。
平和運動に取り組む島根大学の女学生は、永井隆記念館や大社基地、玉造基地など県内にある戦跡や記念館をバスツアー形式で巡った活動を報告。広い視野を持ち、平和や戦争について考え、その問題点を発信したいと熱く訴えました。
救急外来に勤務する看護師は、命綱である保険証がないため、受診をためらい、病状が重篤になって病院に搬送される患者さんの事例を生々しく告発し、憲法25条の「健康で文化的な最低限の生活を営む権利」の確立の重要性を訴えました。
会場からは、「子どもたちが健やかに成長できる保育環境を整備したい」(保育士)、「東北大震災の被災地でボランティアコンサートを開催した。被災者の方々に喜んでもらえ、自分自身が励まされた」(音楽家)、「行政として青年に夢や希望を少しでも持ってもらえるような施策を研究する必要がある」(公務員労働者)などの声が出されました。
若者の集会でしたので、私は発言を遠慮し、若者の発言に聞き入っていました。参加者の顔を休憩時に見ましたが、どの青年も前をしっかり向き、現状を打開し、生きがいのある人生を送りたいとの思いが伝わってきました。非常に有意義で、勉強になる楽しい集会でした。
集会を準備された実行委員会のみなさん、お疲れさまでした。
今日で4月は終わります。この一月、充実したというか、多忙な1ヶ月でした。5月は、明日のメーデーを皮切りに、さらに頑張りたいと思っています。
写真は、若者ホンネトーク集会。

島根大学の関先生は、「若者の雇用・貧困を考える」と題し、熱弁。印象的だったのは、「自己責任」とは何か、という問題提起でした。貧困は「自己責任」という捉え方は、「いじめの論理」と同じであると強調されました。
大金持ちの楽天の三木谷社長に対して、「あなたは努力が足りない」という人はいないと例示。「あなたは努力が足りない」という対象は、常に自分より「経済的に弱い人」ではないでしょうか、と問いかけました。
よく考えれば、そうなんですよね。自己責任論を振りまいている人は、強者なんです。社会的・経済的に弱い立場の人が、他人に対して「あなたは努力が足りない」との自己責任論を振りまくはずがありません。
関先生は、生きづらさや働きづらさは、個人の責任ではなく、社会問題として捉え、生きやすい・働きやすい社会をつくるために主権者として行動を起こそうと呼びかけました。
光谷弁護士は、この間、離婚や労働相談、債務整理に関する相談件数が増加していることを報告しました。
労働相談では、解雇やセクハラに関する相談が大多数であるとし、裁判の中では、ほとんど勝訴している現状を話しました。そして、参加者に対し、不当なことに対して、泣き寝入りはせず、反撃しようとアドバイスしました。
平和運動に取り組む島根大学の女学生は、永井隆記念館や大社基地、玉造基地など県内にある戦跡や記念館をバスツアー形式で巡った活動を報告。広い視野を持ち、平和や戦争について考え、その問題点を発信したいと熱く訴えました。
救急外来に勤務する看護師は、命綱である保険証がないため、受診をためらい、病状が重篤になって病院に搬送される患者さんの事例を生々しく告発し、憲法25条の「健康で文化的な最低限の生活を営む権利」の確立の重要性を訴えました。
会場からは、「子どもたちが健やかに成長できる保育環境を整備したい」(保育士)、「東北大震災の被災地でボランティアコンサートを開催した。被災者の方々に喜んでもらえ、自分自身が励まされた」(音楽家)、「行政として青年に夢や希望を少しでも持ってもらえるような施策を研究する必要がある」(公務員労働者)などの声が出されました。
若者の集会でしたので、私は発言を遠慮し、若者の発言に聞き入っていました。参加者の顔を休憩時に見ましたが、どの青年も前をしっかり向き、現状を打開し、生きがいのある人生を送りたいとの思いが伝わってきました。非常に有意義で、勉強になる楽しい集会でした。
集会を準備された実行委員会のみなさん、お疲れさまでした。
今日で4月は終わります。この一月、充実したというか、多忙な1ヶ月でした。5月は、明日のメーデーを皮切りに、さらに頑張りたいと思っています。
写真は、若者ホンネトーク集会。

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