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2016  8/30 地域医療構想で質疑

 本日、県議会・文教厚生委員会が開催され、「島根県地域医療構想」の素案が報告されました。

 「地域医療構想」とは、医療費の削減を目的に、入院患者を病院から在宅、介護保険施設に移すものです。2025年の医療需要を予測し、病床削減・再編計画を医療機関に強いるものとなっています。

 本日、示された素案では、2016年度の島根県内のベッド数、「8,805床」を、2025年度には、「6,569床」へと削減することが明らかになりました。約2,200床もの削減です。

 私は、質疑で、①ベッド数削減の数値は、国の定めた計算方法に基づく機械的なものであり、地域医療の実態をふまえていない。②高度急性期病床を中心に診療報酬が削減され、入院患者を追い出さざるをえない現状があり、医療難民が生まれている。③介護保険の改悪・保険外しで、介護難民が生まれている。④受け皿となる在宅医療や地域包括ケアシステムが未整備のまま、構想がすすんでいる、などの問題点を指摘。拙速にこの構想を決定すれば島根の医療と介護、県民の命と福祉は危機的な状況に陥ってしまうことを強調しました。

 この問題は、9月議会の一般質問で取り上げたいと思っています。

 委員会終了後、ある職員さんから、「尾村さんは、社会保障の問題で、どんな本を読んでいるのですか」との質問を受けました。私の愛読書は、文字通り『社会保障』と答えたところです。

 明日からは、また視察です。文教厚生委員会の視察で、一泊二日で隠岐の島に行ってきます。事務所は、岩田秘書がしっかり守っています。御用の方は、お気軽ご連絡ください。

 写真は、愛読している『社会保障』

 愛読している「社会保障」
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